識字教室で学んだ知識を生かして
農業がうまくいくようになりました!

トムノ地区トロペアンスノー村:ウーン・イヤムさん(男性)

 私の名前はウーン・イヤム、35歳、3人の息子がいます。私は2009-2010年の識字教室で、チア・ブンコーン先生のクラスで勉強しました。識字教室に参加する前、私は2学年までしか勉強したことがなく、読み・書き・計算ができませんでした。しかし教室に参加して、読み書き計算ができるようになり、家の収入と支出を記録し、計算出来るようになりました。その上、農業についてもっと知ることが出来ました。それは識字テキストに穀物や野菜の栽培計画、米の収穫量増加についての説明があったからです。それらの知識を元に、家族の為に新しい方法を考えました。妻がアヒルの飼育を提案しそれに決めました。ここにいるアヒルは2回目です。1回目は850羽のアヒルを飼育しました。今回は150羽増やし1000羽飼育しています。私はこの仕事に全く経験が無く、資金も無かったので、多額の投資はできませんでした。でも今回は2度目で、十分な経験を積んだと思うのでアヒルの数を増やして収入を増やしたいと思います。
 1回目に飼育したアヒルを売って得た収益ですが、初めてだったので収益がいくらになるのかいまだにはっきり分かりません。支出項目リストを作成しませんでしたが、アヒルを売って、新しい雛を買ってまだお金が残ったのはわかります。850羽の内150羽近くが死んでしまい、残ったのはたった700羽でした。アヒルの最終的な売値は17500リエル、雛は1800リエルでした。この事業でいくら収益が得られるのか知りたいので、今回はこれらをはっきりと記録しました。
 新しいアヒルは10日前に購入しました。値段は1回目と同じ1800リエルでした。でも、餌代に多くのお金を使いました。10日間に大袋4個分で、1袋は70000リエルです。でも25日から1ヶ月経てば、雛は強くなり、田に連れて行って放すことができます。このようにして6ヶ月になるまで他の餌を与えることができます。
 私はこれらの飼育方法を本で知りました。もし本が読めなければ、この情報を得ることはできず、自分の生活を向上させる方法は全くありませんでした。今は以前より収入が増えました。
 しかし、飼育には困難なこともあります。雛を買って最初の3〜4日間は、雛が新しい場所に慣れないので、雛たちは夜集まって重なり合って寝ます。すると、何羽かが窒息死してしまいます。ですからこの間私は寝ないで雛たちを監視しなければなりません。餌の確保も大変です。25日以前は雛を田に連れて行くことはできませんので家で餌を与えますが、餌は高いです。そこで妻と私は餌を作るためにある種の藻類を探しました。でもその藻類はこの地域では探す事が大変でした。また、健康状態を観察し世話をする事も大変です。アヒルの数は多く、1羽が病気になると、すぐ他のアヒルに感染します。ですから毎日の健康状態観察と世話が欠かせません。

トムノ地区プロヨック村:ニイル・キアンさん(女性)

 私の名前はニイル・キアン、50歳。4人の娘と、3人の息子がいます。娘の一人は病気で亡くなりました。私と夫は1998年から豚を飼育し、米酒を蒸留しています。現在は、子豚15匹、乳豚5匹、雄豚3匹を飼育しています。飼育法は昔ながらの方法でした。私は昨年識字教室に参加しサロ先生のクラスで勉強しました。識字テキストやASACが提供してくれたミニライブラリーの本に豚の飼育方法について書いてありました。私はミニライブラリーからその本を借りて夫にも読ませました。それによって豚の効果的な飼育方法についてもっと知る事が出来ました。その上、私は計算が上手に出来るようになり、売買する時以前に比べ混乱する事がなくなり、支出と収入を記録できるようになりました。また、クメール語で書かれた豚の薬について読めるようになりました。でも細かい記述については、まだスラスラとは読めません。
 豚の飼育と米酒蒸留は簡単な仕事ではありません。私は毎日3時に起きて暗くなるまで働きます。とても疲れますが、米酒蒸留をしないと豚の餌が得られません。市場で豚の餌を買うととても高く利益は全くなくなります。ですから、豚の飼育と酒の蒸留の両方をしなければならないのです。私はまだ他の人のように早く読み書きが出来ないので残念です。