ASAC創立20周年にあたって

 ASACは20年前の1994年9月4日に創立されました。2006年、会は創設者・岡村眞理子の死去を迎えなければならず、私たちに底知れぬ喪失と悲しみをもたらしました。それでも当会は、会員の皆様、寄付をしてくださった皆様、ご協力いただいた皆様のおかげで、その後もカンボジアの子どもたちの教育機会拡大を微力ながらも続け、創設者の貢献を顕彰し、その理念のさらなる実現のために努力して参りました。このようなことが可能となったのも、ひとえに皆様のお蔭と、改めて心よりのお礼を申しあげます。
 会では、20周年を記念して、これまで訪れることができなかった学校を新たに訪問して寄付者の皆さまに報告することにいたしました。すでにいくつかの学校の訪問を開始しておりますが、プノンペン事務所の日常業務と並行して僻地の学校をくまなく訪問することは容易なことではありません。また、近年、寄贈して下さった個人の方、および団体様が現地の学校をすでに訪問なさっていらっしゃる場合、または当会が過去、現地に出向いて、その報告をすでに差し上げている場合に関しては、ここでの改めての学校訪問は、差し控えさせていただきました。何とぞご了解のほど、よろしくお願い申し上げます。
 今後NEWSサバイでも学校訪問の様子を紹介してまいります。学校の維持管理が円滑に行われているかどうかに関しては、校長、教師、地域の人々の意欲と努力によって大きな差が出てきております。そのような状況もご配慮いただいて報告をお読みいただき、カンボジアのこと、子どもたちのことに思いをはせていただければ幸いです。

理事長 渡辺 成子

校舎はまもなく完成 トゥールプチャック中学校

校長(右手前)、現場監督と進捗の話合い
 外務省NGO連携無償資金協力を受けて進めているトゥールプチャック中学校の建設は、地元の建設作業員が田植えの作業のため少し遅れていますが、もう最終段階です。同時に、同敷地内の小学校の補修も壁、床、屋根など全面的に行われています。
 校長の話では、10月の新学期には、これまで教室不足で他校に通っていた生徒が戻って増えるだろう、ということです。
 今後地域の人々の関わりを強めるため、衛生指導の教師研修会、2回目の農民講座を開く予定です。