2年8カ月ぶりのプノンペン

奥田 みどり(郡上郡)

 チョムリアップスゥ。
 2年8ヶ月ぶりに再度スタディツアーに参加させていただきました。プノンペンは以前と比べて高層ビルが雨後の筍のように立ち並び、ぐんぐん競って空へ伸びていく活気のある街になっている感じがしました。
 私と大橋さんは、ツアーの皆様より1日早くプノンペン入りしたので、知人の車で街を駆け巡りました。事業に成功して大金持ちになった経営者にビジネスの話を聞いたり、孤児院を捜して貧しい人々の居住区を通り、人々の生活を垣間見ました。カンボジア一番のホテルカンボジアーナは、相変わらず堂々とそびえ、オーナーがシンガポール人からカンボジア人に替っていました。首相の一族の家々は、どれも広大な敷地と豪邸で、地元の人々は「プノンペンの山」と呼んでいるそうです。
 対照的に、後日のスタディツアーで皆様と訪ねた湖の埋め立て地では、立ち退きを迫られることが予想され、不安定な生活を余儀なくされている地区の人々の暮らしがありました。

トラックに乗って通勤する大勢の若者
 何十年か前にフィリピン・マニラで同じような光景を目にしました。新しい国が急成長する過程で乗り越えていかなければならない光と影ということでしょうか。トラックに大勢若者が乗せられて工場に仕事に出掛ける姿が多く見られ、確実にカンボジアは発展しつつあるのだと実感しました。しかし多くのカンボジア人は、日本人のように残業、残業は苦手で、収入は少なくても、穏やかな自分の生活を大事にしていると聞かされました。
 日本から進出する企業は、現地の人々が無理することなく、幸せに働けるよう、国の発展に貢献してほしいと願います。私も自分ができる最上のことは何か模索中です。
 最後に、イオンモールで食べたドリアンはとても美味しく懐かしい、王様の香りでした。