カンボジア便り

2006.6.9
平松 高志(プノンペン事務所)

 皆さん、こんにちは。最近カンボジアでは夕方に雨(スコール)の降る日が多く、雨季に入った事を実感します。午前中晴れていても、時間が経つに連れて低い黒い雲が発生し、夕方にはバケツをひっくり返したような雨が1〜2時間程降ります。最初はこの雨にとても驚きましたが、今では雨が降っても「そのうち止むから建物の中で待っていよう。」と気長に考えるようになりました。カンボジアに来て半年経ちましたが、自然とともに生活をしているなと日々実感しております。

◆ 識字教室の視察

 5月29日の夕方、現在識字教室を開いているトゥール村(コンポンチャム州)へ視察に行きました。トゥール村へはプノンペンから車で約1時間半かかりますが、約半年は周辺地域の洪水(トレンサップ川の水が村周辺に流れ込む)のために、住民はボートを使って移動をします。  午後5時半にトゥール村に到着。 早速各教室を視察します。最初の教室では、出欠確認がされておりました。先生が1人1人の名前を呼び、その後出席者数、欠席者数をホワイトボードに記入します。そして授業開始。まずは先週の復習として、先生が読み上げた簡単なクメール語を生徒が書き取っておりました。生徒の目はとても真剣で、1つでも多くの事を学ぼうという意思をひしひしと感じました。  そして次の教室へ移動。この教室はほとんどが女性で、男性は1人しかおりません。郡の教育局の統計によると、トゥール村における女性の非識字者は男性の約5倍で、今回開講した識字教室でも8割以上が女性(その多くが子どもを持つ主婦)です。ここで子持ちの女性生徒に、いつ夕食を作っているのかと質問したところ、識字教室の前(午後3時半〜5時頃)に食事を作っているとの事。家事との両立をしながら、勉強する姿には頭が下がります。こうして他の教室も視察していたところ、太陽も沈み、辺りは一面真っ暗。識字教室の明かりをとても眩しく感じました。 トゥール村では現在5教室が開かれております。支援して頂いているジャパン ヨガ カレッジに厚く御礼申し上げます。