2007.7
平松 高志(プノンペン事務所)

 この度2007年7月31日付けでASACプノンペン事務所調整員の仕事を終えることになりました。1年8ヶ月強という短い期間ではございましたが、ASACで働くことができ大変嬉しく思っております。


識字教室で学んだ生徒が私の前で
カタログを読んでくれました
 今思い返すと数多くの出来事がありました。識字教室で学んだ生徒が私の前で一生懸命クメール語の文字を読んでくれたこと、学校で子どもたちと鬼ごっこをしたこと。抱きかかえた小さな子どもを泣かせてしまったこと(私が怖かったのでしょう)もありました。また支援者と一緒に学校を訪問したのも良い思い出で、開校式の映像(カンボジアの国営放送で報道されました)を一緒に見たこともありました。そしてASACのカンボジア人スタッフを通じて、文化や物の考え方の異なるカンボジア人とどのように協力して仕事をしていけば良いかということも学びました。今だから言えるのですが、スタッフと衝突したことも何回かありました。しかし問題が発生した度にスタッフと正面きって向き合い、その都度解決をしてきました。
 以前ある支援者に「カンボジア人を一言で表すと?」と質問されたことがあります。この時私は「素直なところです」と答えましたが、この言葉に尽きると思っております。恥ずかしそうに私たちを見る学校の子どもたち、「よく出来た。ありがとう」と褒めると素直に喜んでくれるASACのスタッフ...。 これからのカンボジアを築いていくカンボジア人に会えたことは私の一生の宝でしょう。

 ASACの良いところは会員の皆様、個人・企業・団体からのご寄付、外務省のご支援など様々な支援者に支えて頂いている事だと思います。カンボジアには数多くのNGOがあり、日本のNGOも私が把握しているだけで30以上あります(おそらくカンボジアが世界で一番NGOの数が多いのではないでしょうか)が、これ程多くの方に支えて頂いている団体も、そうそう無いと思います。引き続きASACをご支援頂ければ幸いです。
 この機関紙が発行された時、私はカンボジアの違う職場で働いているかと思います。引き続きカンボジアの発展のために貢献をしていく次第です。ありがとうございました。