2009.12 プノンペン事務所 下地 美歩子

街なかダンス

 皆さん、こんにちは。ここカンボジアは乾季に入り、朝夕大分涼しくなりました。
 ちょうど日本の初秋頃の気温でしょうか? 秋といえば、私はもっぱら食欲の秋ですが、今回は「運動の秋」にちなんで以前から気になっていた、プノンペン市内で見かける「エアロビクス会場」に潜入してみました。

 ここカンボジアでも人々の健康に対する関心が高まっているようで、街中のあちこちで早朝・夕方にかけて運動している人を多く目にします。当初、大勢の人が大音量に合わせて街なかでエアロビを踊っている姿に驚きましたが、最近はその数も増え、プノンペンの日常の風景として定着しているようです。今回は、ASAC事務所近くの独立記念塔横の広場を歩いてみました。よく見ると、エアロビクスだけではなく、ヒップホップや伝統的なクメールダンスを踊るグループもいます。

 会場で何人かにインタビューしてみました。始めは、スポーツウェアを颯爽と着こなしていた40代の男性です。
「ここへはよく来ますよ。仕事がデスクワーク中心なので、運動不足を解消するため、体を動かしています。最近はスポーツジムもありますが、会費が高いのでなかなか行けません。ここは家族連れも多いので、子どもを連れてきて遊ばせることもあります。ここへ来てから新しい友だちもできましたし、昔の友人にばったり会うこともしばしばです。そういう人とのコミュニケーションがあって楽しいですね。」と流暢な英語で話してくれました。ちなみにお仕事は国際NGO勤務だそうです。

 次に優雅にクメールダンスを踊っていた60代女性にお話を伺いました。「忙しくてなかなか来られない時もありますが、なるべくここへ通うようにしています。実は以前、心臓の病気をしたことがあり、そのリハビリも兼ねて運動するようにしているんですよ。運動を習慣にしてからは、体の調子が大分よくなりました。自宅は空港の近くですが、近所の人とトゥクトゥクを乗り合わせて30分かけて通っています。」 病気をされたとは思えないほど、はつらつとダンスを踊っていました。
 
 インタビューした方のお話からするとここダンス会場は、プノンペン市民の健康増進に一役買っているとともに家族や友人とリラックスする憩いの場として広く親しまれているようです。インタビューの後、ASACスタッフ全員で踊りの輪に加わってみました! 私も美味しいクメール料理を食べ過ぎて増加した体重を元に戻すべく、ここでの運動を習慣にしたいと思います!